概要
Dash(ダッシュ)は、プライバシー保護をコンセプトとした仮想通貨です。
ビットコインとシステムは似ていますが、それを2層ネットワークへと改良しています。ダッシュでは、現金と同様に取引を匿名のまま行うことができます。
特徴
アルゴリズム
X11は、Dashコア開発者のEvan Duffieldによって採用されたハッシュアルゴリズムです。
X11の連鎖ハッシングアルゴリズムのアプローチでは、作業証明のための一連の11個の科学的ハッシングアルゴリズムを使用しています。これはコインがビットコインと同じように配布されるようにするためです。ちなみに今ビットコインのマイニングで使用されているASICではこれらのアルゴリズムを作るのがはるかに難しく、何年もかかるのではないかと言われています。
つまりビットコインなどと比べて、ダッシュについてはマイニングに対するハードルが高く設けられていることも特徴の一つとして挙げられます。
国内取扱取引所
Dashについて、国内仮想通貨取引所で購入することはできるんでしょうか。
コインチェック
Dashは、CoinCheckで購入することができます。現時点では、唯一の販売所になります。
トピックス
ダッシュコインについて、より詳しくみていきましょう。
Dashコインをより知ろう
ダッシュトランザクションは、Masternodesネットワークによってほぼ即座に確認されます。これは、すべての作業がMasternodesネットワークにおけるマイナーによって行われるため、確認がより長くかかるビットコインシステムに比べて大きな改善点です。
匿名性がキーワード
ビットコインを使用する場合、取引内容がブロックチェーン上に公開され、誰でも見ることができてしまいます。それに比べてDashを使用すると、匿名化技術によって取引を他の誰かに見られる心配はありません。
この技術は、ダッシュを語る上でのキーワードになります。なぜなら、ブロックチェーンそのものはインターネット接続を持つ人が誰でもアクセスできるという仕組みだからです。もし取引履歴と残高を一般に公開したくないのであれば、ビットコインではなくダッシュを使うべきです。
Masternodeネットワーク
Masternodesはビットコインネットワークと同様の仕組みですが、ビットコインのように自由にマイニングに参加できるというわけではありません。ネットワークに対して一定のサービスレベルを提供し、担保代わりに債券を渡さなければ参加することができません。
担保が没収されることはなく、Masternodeが運用されている間は安全です。Masternodeを実行するには、ノードに1,000DASHを格納する必要があります。 その代わりマイナーには、プールから払い出され、合計ブロック報酬の約45%配当が支払われます。
公式情報
ダッシュの可能性
仮想通貨を、日常で利用するためには現金のように匿名性が担保されている必要があるのかなと思います。ビットコインでは、”誰が”、”どこに”、”どれくらい”、送金したのか全て公開されてしまいます。
その点、Dashを使えば送金履歴は匿名になるのでプライバシー保護の観点から有用性が見られます。仮想通貨が、一般的に使われるためには必ず匿名性についてクリアしなければいけない問題です。
もしかすると、Dashが当たり前に利用される世の中がくるのかもしれません。