Rippleがイーサリアムを追い越し世界2位の仮想通貨になりました。
12月29日時点で、市場価値は720億ドルになります。
仮想通貨市場規模で2位に上昇
イーサリアムが、2位の座を明け渡すのは11月以降2回目です。11月はビットコインキャッシュの急激な高騰によって順位が入れ替わっています。
今回Rippleの値上がりを牽引したのは、韓国や日本などのアジア勢です。
ここ数週間、韓国と日本のRippleに対する需要が価格上昇を促しているとCCNで報告されていました。報告時点で、韓国のRipple価格は2ドルを超え、世界の平均価格よりも10%以上高くなっていました。
きっかけはSBI
日本のSBI Ripple Asiaと韓国の金融企業が、2018年1月までにRippleのブロックチェーンベースの技術を統合するためのパートナーシップを結んだことが発端になり、両国でRippleの常用が急増しています。
Ripple LabsとRippleネットワークの開発者は、Rippleネットワーク上で処理されるトランザクションが何百億ドルにもなると予想しています。
Korbitの創設者兼CEO トニー・リュー氏が、ニューヨーク・タイムズのナサニエル・ポッパーズに語ったところによれば、韓国市場の投資家は楽観的であり価値が引き続き高まると考えているとのことです。
熱狂する韓国の仮想通貨市場
先月、韓国市場はビットコインキャッシュを押し上げ、韓国でのビットコインキャッシュの市場価格は3,700ドルまで上昇しました。
12月、Rippleは韓国の投資家のポートフォリオの中心になりました。
著名投資家 ピーター・ブラントは、 FOMOによる投資に反対し、投資家が感情を取引に反映させることに警鐘を鳴らしています。
「私の意見では、FOMOはトレーダーが持つ最悪の感情の一つです。FOMOによって無一文になってしまったトレーダーは星の数ほどいます。FOMOに惑わされないことを学ばなければ投資は失敗に終わるでしょう。」
また韓国のようなマイナー市場では、仮想通貨投資家は、著名なトレーダーや機関による取引の正当性を再確認します。
韓国内のトレーダーにとって、大手銀行によるRIppleの幅広い採用は、投資のきっかけになりました。
リップルの本当の価値は?
今年の初めRippleは、スウェーデン銀行SEBの1億8,000万ドルを処理しました。
Rippleがパートナー銀行に代わって毎日何十億ドルも処理できる場合、Rippleの高い時価総額は正当なものとなります。
しかしRippleの時価総額および価格は、TAM、すなわち市場の最大規模ではなく、実際の取引量およびユーザー活動によって評価されるべきでしょう。