知らない人も多い|Ripple(リップル)のメリット・デメリット

Rippleをご存知でしょうか。Ripple(リップル)は、世界第三位の取引高を誇る仮想通貨です。

Ripple(リップル)は、他の仮想通貨とは性質の異なる仮想通貨を提供するサービスです。正確にいえば、そのサービスにおいてブロックチェーン技術は使われておらず、応用技術が使われているのですが、そんなRipple(リップル)におけるメリット・デメリットについて今回は書いてみたいと思います。

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メリット

Rippleのコンセプトは、金融取引のあり方を変える可能性があります。特に国内決済の分野で期待されています。現状において国際送金は、多額の手数料や時間、コストがかかるというのが現実です。これは各国がそれぞれ独自のインフラストラクチャーを利用していることに原因にあります。

Rippleをを利用すれば、銀行決済などにかかる運用コストが削減でき、消費者である個人や企業は低コストで決済を行うことができるようになります。既に多くの金融機関が、Rippleを導入していることからサービスが拡大していくことは容易に想像できます。既に先行者利益を享受している点も、Rippleのメリットと言えるのではないでしょうか。

デメリット

Rippleは高速化のために特定の承認者がトランザクションの承認を行うようになっています。高速化と手数料削減というメリットがある一方、

  • 中央集権的にバリデーターに権限が付随する
  • ゲートウェイありきでのサービス提供になる

などビットコインなどの非中央集権的なブロックチェーンと比べて、サービス運用者自体を信頼する必要が出てきます。しかし現状においても、国や銀行、企業等を信頼した上でサービスを利用しているのは当たり前のことであり、デメリットというほどのことではないかもしれません。個人的には、上記理由もありRippleはブロックチェーン技術は応用しているものの全く別のものとして認識される必要があるのではないかと感じています。

もう一点デメリットがあるとすれば、現時点ではRippleの将来性への期待から投機目的での売買が繰り返されており、短期間で激しく価格が乱高下している点があげられます。ブリッジ通貨として、機能するためにはXRPの価値が不安定であるということは大きなデメリットなのかなと感じられます。

おわりに

期待値から市場規模も拡大しているRippleですが、しっかりと内容を理解した上で利用する必要があるのではないでしょうか。Rippleについては、また今後より詳しく説明してみたいと思います。

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