日本国内でも、人気が高いLiskについて説明します。またLiskについての今後の可能性などについても考えていきたいと思います。
Contents
LISKとは
リスクは、イーサリアムと同じくスマートコントラクト属性の仮想通貨です。
Liskにはイーサリアムにない特徴があり、それはサイドチェーンと呼ばれるものです。サイドチェーンとは、メインのブロックチェーンとは別に分散型アプリケーションを構築しその上でブロックチェーンを動作させることです。
発行日 | 2016年10月 |
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トークン名称 | LISK |
総トークン供給量 | 無限 |
開発言語 | Javascript |
最大発行量については、無限となってはいますが年々減少するという決まりがあります。詳しくは、LiskのCEOであるマックス・コーデック氏が動画で説明しているものがあるので気になる方はチェックしてみて下さい。
LISKはどういう人たちが作っているのか
Liskの理念として、
Easy to use (簡単に使える)
という思想があるとのことです。
動画を見る限りLiskの用途が広がっていく可能性を感じざるおえません。また開発者へのインタビュー動画はこちらから確認することができます。
[インタビュー内容抜粋]
資産分散、オープンソース、P2P、仲介者が介在しない仕組みなど、これらはブロックチェーン技術で解決することができます。
ブロックチェーン技術を利用することで、個人間でデジタル上の価値を即座に交換できます。とても優れた技術で、アプリケーションはLiskのプラットフォーム上で構築されます。
誰でも簡単に、例えば土地の所有権やお金の移行ができるようになります。口座を作れないような方々も含め、誰もが価値の移行ができるようなシステムがブロックチェーンで実現することが出来ます。
Liskにより、仲介者を挟まなくても個人が権限を持って所有権を変更することができるようになるのです。
スマートコントラクトの仕組みを誰もが簡単に利用できるようになる時代が近い将来くるかもしれません。
LISKの公式情報
Liskに関する情報は、公式HPから確認することができます。
On Day 1 of #IBW17, Max participated in the panel “ICOs – What’s the heat all about?”#LiskAsia #Blockchain #ICO #cryptocurrency pic.twitter.com/y9gBkEQk4N
— Lisk (@LiskHQ) 2017年9月28日
またTwitterでも積極的に情報発信されているので、チェックしてみるのもいいでしょう。
LISKの特徴
ここからは、Liskの特徴をより詳しくみていきましょう。
ブロックチェーン承認は「DPoS」を採用
Liskにおけるブロックチェーンの承認は、「DPoS」と呼ばれるコンセサンスアルゴリズムを採用しています。専門的な知識は、抜きにして大雑把に説明すると投票権利を代理人に渡しても良いというものです。全投票におけるトップ100の代理人が、決められたスケジュールで、新しいブロックを生成することができます。これにより短い時間でブロックを生成することが可能になりました。
DApps(分散型アプリケーションプラットフォーム)
Liskは、分散型アプリケーションプラットフォームです。他の仮想通貨でいうとイーサリアムと似た仕組みです。複数のブロックチェーンを別々に動かすことができるので、処理能力が圧倒的に高くなります。またメインのブロックチェーンにこういった情報はほとんど乗らないため、スケーラビリティを向上させるメリットもあるのです。
サイドチェーン上でDAppsを構築
サイドチェーンとは、メインのブロックチェーンとは別にDApps(分散型アプリケーション)を構築します。その上にブロックチェーンを用意し、コードを書いて動作させる仕組みです。メインのブロックチェーンとサイドチェーンは親子関係のようなものだと理解して下さい。
例えばイーサリアムの場合、メインのブロックチェーンに乗せたコードを修正することは不可能です。その点Liskは、サイドチェーンを採用しているのでロールバックすることができます。もし何か不具合やハッキングが起こったとしても、対処することができるという特徴があります。
以前イーサリアムは、50億円以上をハッキングで盗まれた事件がありました。余談ですが、その事件をきっかけにイーサリアムは、「イーサリアム」と「イーサリアムクラシック」に分裂しました。その点Liskの場合は、仮に同様のハッキング事件が起きたとしても被害を最小限に抑えることができるのではないでしょうか。
発行枚数に制限がない
例えばビットコインには、2,100万BTCという発行枚数に関する制限があります。これによりインフレに対処しています。では発行枚数に制限がない、Liskはどうでしょうか。通貨を無制限に作り出すことができるということで、インフレが起きてしまうのではという不安を覚えてしまったかもしれません。ただLiskでは、発行枚数が毎年減少していくというルールが決められています。これにより突然大量に発行されるということは起きづらくなっているので、極端なインフレになる危険性は極めて低いでしょう。
LISKに注目が集まったきっかけ
Liskについては、Microsoft Azureとパートナーシップを結んだことで話題になりました。また2017年6月頃にJaxxとの提携したことでも、価格が一時急騰しました。やはり様々なプラットフォームで機能するシステムと連携したことでLiskの可用性に注目が集まったのでしょう。
LISKを国内取引所で買う
Liskについて、取り扱う国内仮想通貨取引所はまだ多くありません。大手取引所では、コインチェック株式会社が取り扱う程度です。
まだビットコインなどに比べて、価値も低いので気になる方はチェックしてみると良いかもしれません。
LISKの可能性
Liskについて、日本国内でも注目が集まっています。
Our second meetup in #Tokyo was packed. Thanks to our #Lisk community in Japan for coming!#LiskAsia #LforLisk #Blockchain #cryptocurrency pic.twitter.com/DgFlKKxbVP
— Lisk (@LiskHQ) 2017年9月25日
国内でもLiskに関するコミュニティがすでに存在しており、積極的に投資をする人々も増えてきました。それに伴い、Liskの価値も上昇下落は激しいですが確実に値上がりしている状況です。
ただLiskについては、ただの投機目的として扱う以上の可能性を秘めています。スマートコントラクトのシステムを誰でも簡単に使えるようになれば、いま以上にLiskの価値そのものが高まるのではないかと感じています。
長期目線で、Liskの成長をぜひチェックしてみて下さい。
おわりに
これからのLiskの可能性にぜひ目を向けていきましょう。また何かありましたら、情報を発信していきたいと思います。