今回はNEOコインという仮想通貨について紹介していきたいと思います。なんとこの通貨は中国で作られたオープンソースのブロックチェーンなのです。
NEOとは
中国版イーサリアムと呼ばれる通貨で、現在(2017年10月11日時点)での時価総額は約15億ドル、Cryptomarketcapでは第8位にランクインしています。日本ではあまり知名度は高くないですが、かなりの人気を誇る通貨です。以前はAntShares(ANS)という名前だったそうです。中国のOnchainというブロックチェーンの研究開発を行っていた企業によって作られました。OnchainはNEOの開発だけでなく、プライベートブロックチェーンの導入なども手がけているようですね。NEOの特徴としては、スマートコントラクト、デジタルアセット、デジタル認証などを実装できるらしく、イーサリアムと近い使い方ができるようです。
NEOの開発環境
NEOの一つの特徴として、スマートコントラクトの開発環境が様々な言語に対応していることが挙げられます。イーサリアムの場合はSolidityを学ぶ必要がありますが、NEOはJavaやC/C#、GOにも対応しており開発者にとってアプリケーションを作成しやすい環境が整っています。NEO自体は上海に本拠地を置くチームとCIty of Zionというグローバルチームによって開発されているようです。
プラットフォームとしてのNEO
ちょっと意味がわからないかもしれませんが、NEOはそれ自体が通貨の名前として流通していますが、アプリケーションのプラットフォームとして働きます。つまりイーサリアムと同じですね。アプリケーションを作成し、NEOのブロックチェーン上に置くことができます。このプラットフォームの中で働くのはNeoGasというトークンです。つまりNEOは2種類のトークン(NEOとNeoGas)が発行されているんですね。ちなみにどちらの通貨も発行上限は1億枚と決められているそうです。
NEOはどこで買えるか?
今のところ、国内で買える取引所はないようです。なので一度国内の取引所に口座を開設し、海外口座で交換するしか方法はありません。国内の取引所ではまだまだ対応していない通貨が多いですね。
おわりに
仮想通貨の取引が完全に禁止された中国ですが、NEOの開発は進んでいるようです。中国の今後の動きはまだまだ見えませんが、ビットコインやイーサリアムのように世界中で開発されるものではなく、自国で開発したものであれば管理したい、という思惑もあるのかもしれませんね。