世界5位の規模を持つ仮想通貨交換所であるKrakenは、2時間を予定していたメンテナンスに結果2日を要しました。
多くのユーザーに影響
予想外の停止時間中、取引だけでなく引き出しも不可能だったため、韓国のニュースによるコインの変動もあいまって、多くのユーザーを不安に陥れました。
サンフランシスコに本拠を置くこの取引所は、今回の問題に対する補償として、月末まで顧客の取引手数料を徴収しないと、オフィシャルブログ内で発表しました。
ただし非マージン取引には、この手数料フリーは適用されないようです。
公式ウェブサイトでお詫び
ブログ内では、顧客の資金が安全に保管されていることを報告しました。
想定外のダウンタイムが発生したことをお詫び申し上げます。
予定されているダウンタイムは、古いトレーディングエンジンを新しいトレーディングエンジンで置き換えることでした。
この変更はお客様から長い間要望があった部分であり、私たちは改善のために努力し続けています。
Krakenは今週水曜日、顧客にシステムアップグレードのためのオフラインの発生について注意喚起しました。
この時点で同社は、アップグレードに「おそらく2時間ほどかかる、もしくはそれ以上」と予測していました。
アップグレードに想定以上の時間
予定通り、Krakenのウェブサイトのダウンタイムは木曜日の午後5時05分に始まりました。
しかし完了までは計画通りに進みませんでした。
「アップグレードは予想より遅れてスタートし、アップグレードは遅延している」とサイト内途中経過を発表しました。
Kraken側からのいくつかのアップデートの後、ユーザーに以下のように伝えました。
アップグレードの最終段階に入っています。
最終テストの進捗状況に依存しているため、正確な想定時間を提供することは困難ですが完了には確実に近づいています。
しかしその3時間半後、Krakenは「最終テストの間に出てくる多くの問題を解決しなければいけません」と発表しました。
メンテナンスの間、ユーザーは自分の資金にアクセスできませんでした。
そして彼らの多くはソーシャルメディアに苦情を訴えていました。
やっかいなバグの存在
・金曜日|午後8時15分
Krakenは「難解なバグ」がサイトの復旧を阻害していると述べました。
・土曜日|午前9時32分
サービスは「間もなく」再開すると報告しました。
・土曜日|11:30
Krakenのシステムはオンラインに戻り、15:47に取引が再開されました。
アップデート時に何が起こったのか、Krakenが今後このような問題への防止策は数日後に報告する予定です。
一方、新たなトレーディングエンジンの性能を監視し「必要に応じてサイトをオフラインにする」と警告しています。