Binanceという仮想通貨取引所を一年前知る人間は誰もいませんでした。
しかしBinanceは、ICOを行ってからの6ヶ月で劇的な成長を遂げています。
6ヶ月で世界最大の仮想通貨交換所へ
Binanceは、2017年7月のICOを行い1,500万ドルを調達しました。
初期のユーザベースは、中国に集中していました。
結果、交換所は2017年9月の中国での仮想通貨禁止によって甚大な影響を受けました。
この禁止措置によって中国内ビットコイン取引所であるBinanceはプラットフォーム上のユーザーの大部分を失いました。
しかしBinanceはこのような苦難や、他の取引所との激しい競争にもかかわらず、世界一仮想通貨取引所になりました。
驚異的な成長
昨日Binanceは43億ドル分の取引を処理し、CEOのZhao ChangpengはBloombergに対して、毎週2億人の新規ユーザーを登録しており、需要に対するために新規ユーザーの登録数を制限していると話しています。
2018年1月10日、Binanceは新規ユーザーの登録を1時間だけ受付け、その1時間に24万人以上のユーザーがこのプラットフォームに登録しました。
CEOのZhao氏は「このような成長は想定していなかった」と話し、平均的なユーザーは「25〜30歳の裕福な男性」であり、機関投資家からの関心も増加していると話しています。
成功要因とは
Binanceの顕著な上昇にはいくつかの要因が寄与しているようです。
アフィリエイトプログラム
同社には、20%の手数料を払う積極的な紹介プログラムがあり、このプログラムを通じてあるユーザーは76ビットコイン以上を獲得しています。
ICOプロモーション
同取引所はまた、いくつかの注目を浴びるプロモーションを開始するためにICOを使用しました。
これによってある幸運なユーザーは、2018年のランボルギーニ・ウラカンRWDクーペを獲得しました。
アルトコインの包括的サポート
また最も成長を押し上げた要因は、ビットコインブロックチェーンのフォークを介して作成されたアルトコインに対する包括的なサポートです。
ほとんどの取引所では、ビットコインキャッシュへのサポートも制限されていましたが、Binanceはこれまで知られていなかったビットコイン・ゴールドとビットコイン・ダイヤモンド・フォークですらサポートしています。
取引所の驚異的な成長にもかかわらず、Zhao氏は、まだまだ手を緩めるつもりはないと述べています。
彼らは、規制が厳しくない日本の金融庁からライセンスを取得し、取引所を東京に移し、世界で最も加熱している仮想通貨取引市場の中心にBinanceを位置付けようとしています。