ETH と ETC|Serenity(セレンティ)におけるプルーフオブステークが分岐点

Ethereum(イーサリアム)とEthereum Classic(イーサリアムクラシック)の違いについて、ふと気になったので興味本位で考えてみました。

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The DAOトラブルからハードフォーク

このサイトを閲覧してる方の殆どが、Ethereum Classicの分岐理由はご存知でしょう。The DAO事件と呼ばれるハッキングが、きっかけでEthereum Classicは誕生しました。

Ethereum classic(イーサリアムクラシック)|時系列で理解する歴史概要

ビットコインの分裂より先駆けて行われたハードフォークに、当初は驚きました。Ethereum Classicについては、当初ジョークではないかと言われてしまうほどいずれ自然消滅しそうなプロジェクトとして認識されていました。

それが、Poloniexに上場してから市場規模が拡大し、現時点(2017年10月30日)では仮想通貨ランキング12位に入るほどに成長しています。ちなみに日本国内では、Bitflyerなどで購入することができます。

ETH と ETCの分裂

意見の対立から分裂した両者ですが、Ethereum Classicのドキュメントを参照するにEthereumでできることは、当然ですがEthereum Classicでもできそうだなという印象です。

いずれは両者の優位性は、プラットフォームとしてのユーザビリティ性などにおいてはっきりするはずですが、それ以前にSerenity [セレンティ]がキーポイントになりそうです。

イーサリアム|Serenity(セレンティ)アップデートでは何が起こるか

Ethereumでは定期的にアップデートが行われており、次回アップデートであるSerenity [セレンティ]では、現時点採用されているプルーフオブワークという分散合意アルゴリズムからプルーフオブステークに変更されるのではないかと言われています。

仮想通貨|プルーフオブワーク以外の仕組みについて知ろう

Serenity [セレンティ]が分岐点

Ethereum(イーサリアム)とEthereum Classic(イーサリアムクラシック)において、このSerenity [セレンティ]アップデートが大きな分岐点となるのではないでしょうか。

それはなぜかというと、Ethereum Classicコミュニティでは現時点で採用されているプルーフオブワークの仕組みを継続して利用していく可能性があるからです。

For now, it seems the Ethereum Classic community is generally in favor of proof of work, and will most likely stick to that proven and tested consensus algorithm for the foreseeable future.

今のところ、Ethereum Classicコミュニティは一般的にプルーフオブワークに賛成していると思われ、近い将来、その証明されたテスト済みコンセンサスアルゴリズムに固執する可能性が高いでしょう。

参照情報元:Bitcoin Magazine

参照した情報は2017年1月時点のものですが、ここからコミュニティの意見をいくつか見てみても変わりはないように思います。

おわりに

Ethereum Classicに、投資価値があるのかどうかは判断できませんが、Serenity(セレンティ)アップデートから色々変わりそうだなと思いました。

価値が尻すぼみに減少気味にあるEthereum Classicですが、Ethereumとの違いがはっきりしてきた辺りが個人的には楽しみだなと感じています。

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