イーサリアム|Serenity(セレンティ)アップデートでは何が起こるか

イーサリアムでは、既に3段階目のアップデートが完了しています。

イーサリアムのハードフォークで何が変わるのか

そして4段階目のアップデートは、Serenity(セレンティ)と呼ばれています。次のアップデートでは、どのようなことが起きると予想されているのでしょうか。

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アップデート概要

イーサリアムは、これまで何度かアップデートを繰り返しています。

  1. Olympic testnet – 2015年5月
  2. Frontier [フロンティア] – 2015年7月30日
  3. Homestead [ホームステッド] – 2016年3月14日
  4. Metropolis [メトロポリタン] – 2017年10月16日
  5. Serenity [セレンティ] – 未定

Serenity(セレンティ)で予想されるアップデート

どのようなことが予想されるのでしょうか。

Release Step Four: Serenity

There’s just one thing left to discuss: mining. Proof of Work implies the inefficient conversion of electricity into heat, Ether and network stability, and we would quite like to not warm the atmosphere with our software more than is absolutely necessary. Short of buying carbon offsets for every unit of Ether mined (is that such a bad idea?), we need an algorithmic fix: the infamous Proof of Stake.

Switching the network from Proof of Work to Proof of Stake is going to require a substantial switch, a transition process potentially much like the one between Frontier and Homestead. Similar rollback measures may be required, although in all probability more sophisticated mechanisms will be deployed (e.g. running both mechanisms together, with Proof of Work dominant, and flagging any cases where Proof of Stake gives a different output.)

This seems a long way out, but it’s not as far away as all that: the work is ongoing.

Proof of Work is a brutal waste of computing power – like democracy*, the worst system except all the others (*voluntarism etc. have yet to be tried at scale). Freed from that constraint, the network should be faster, more efficient, easier for newcomers to get into, and more resistant to cartelization of mining capacity etc. This is probably going to be almost as big a step forwards as putting smart contracts into a block chain in the first place, by the time all is said and done. It is a ways out. It will be worth it.

リリースステップ4:セレンティ

議論することが残っているのは1つだけです。プルーフオブワークでは、無駄に電力を消費し、イーサネットワークにとって非効率的です。私たちのソフトウェアで必要以上に、大気を暖かくしないことが大切です。これには、アルゴリズムの修正が必要です。プルーフオブステークが予定されています。

ネットワークを、プルーフオブワークからプルーフオブステークに切り替えるには、FrontierとHomesteadの間の移行プロセスと同じように、実質的な切り替えが必要になります。同様のロールバック手段が必要になるかもしれませんが、より洗練されたメカニズムがすべて導入される可能性もあります。(例えば Proof of Workを支配的に機能させ、両方のメカニズムを一緒に実行し、Stakeの証拠が異なる出力を出す場合にはフラグを立てるなどです。)

これは遠い道のりですが、仕事は進行中です。

プルーフオブワークは、他のすべてを除いて最悪のシステムであり、コンピューティングパワーの残酷な浪費です。その制約から解放されたネットワークは、新規参入者がより速く、より効率的に、参加することができ、またより簡単にマイニングカルテライゼーションに抵抗するようにすべきである。これは、スマートコントラクトをブロックに入れれば入れるほど大きく進歩するでしょう。

参照元:The Ethereum Launch Process

簡単にいえば、イーサリアムで採用されているプルーフオブワークの仕組みをプルーフオブステークに変更することです。

仮想通貨|プルーフオブワーク以外の仕組みについて知ろう

プルーフオブワークについては、すでに電力消費が問題になっています。イーサリアムについては、これまでの仕組みをプルーフオブステークに変えることでより使いやすい仕組みを目指しています。

おわりに

イーサリアムについては、仮想通貨市場2位ほどの規模に拡大しています。規模感だけみれば、仕組みとして成熟しているように感じる人もいるかもしれません。ただ実際のところは、まだメジャーアップデートを控えている開発中のプラットフォームです。

ビットコインですら、開発されてからここまでの規模になるまでに7,8年かかりました。イーサリアムは、まだ2015年7月にリリースされてから数年しか経過していません。ビットコインと同等、もしくはそれ以上になる可能性を秘めたプラットフォームであることに間違いありません。

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