オープンソースブロックチェーンプロジェクトの平均寿命

2016年コードリポジトリのGithub上には26,000ものブロックチェーンに関連したプロジェクトがスタートしましたが、現在残っているのはわずか数パーセントです。

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プロジェクトの平均寿命

デロイトの収拾したデータによると、2016年に26,885ものブロックチェーン関連のプロジェクトがギットハブ上でスタートしました。驚くべきことに、技術が蓄積されているにも関わらず、わずか8%のプロジェクトしか継続していません。デロイトはプロジェクトの平均寿命がわずか1.22年であるとレポートしています。

デロイトによると

オープンソースプロジェクトの真実はほとんど断念してしまうか、スケールしないかのいずれかだ。残念ながら、ブロックチェーンはほとんど影響をうけない。

レポートは90%のGithub上のプロジェクトの90%は稼働しなくなるとして、プロジェクト開始から6ヶ月内に高い割合で断念すると報告しています。

プロジェクトの開発地域

調査員は分散台帳が開発される地域に関する見解を述べています。San Franciscoは最もブロックチェーン関連のプロジェクトがスタートする場所です。1,279ものユーザーと101の組織が存在しています。ロンドンは2番目に規模が大きく、858のユーザーと61の組織があります。ニューヨークは725のユーザーと49の組織があります。

さらにレポートには

サンフランシスコ発祥のプロジェクトには多様性がある、取引所やウォレット、異なるブロックチェーンのインターフェイス、仮想通貨の決済手段まで。

さらには

中国内、特に上海や北京での高いレベルの開発には目をみはるものがある。どちらの年でも、仮想通貨と取引所に関するプロジェクトはスケーラビリティはが重要である。

ブロックチェーンは遅れている金融の世界を改善するものとして大きな流行になっています。すでに彼らはブロックチェーンを用いた検証を進めており、顧客と金融機関の間のより早い決済の仕組みを作り出そうとしています。

7月にはオーストラリアの4大銀行のうちの2つが、商業用不動産リースのギンコ保証プロセスをデジタル化するブロックチェーンのトライアルに成功しました。ソフトウェア投資銀行Credit Suissseのジェームス・ディスティニーは、分散型台帳を「可能性は無限大」としています。プライベートエクイティ取引を終了し決済するには20-30日かかりますが、ブロックチェーンを使用すれば、これは数分に短縮できます。

おわりに

難易度の高さから、ほとんどのブロックチェーンのプロジェクトは実現しないまま終わってしまうようですね。個人的には技術よりもブロックチェーンを適用する領域が非常に大事になってくると思っています。

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