インドのビットコイン取引プラットフォームのZebpayはアンドロイドアプリでのダウンロードが100万に到達し、月の新規登録者数が50万人に上ると予想しています。
Zebpayについて
Zebpayは2015年にリリースされ、UnocoinやCoinsecureと同様に大手ビットコイン交換プラットフォームに成長しました。UnocoinやCoinsecureと違い、Zebpayは世界で最も電話料金がやすいインドでアプリのみをリリースし成長してきました。
Zebpayの共同創業者であるSaurabh Agarwalは「私たちはビットコイン理解における問題点を把握し解決するため努力してきた」と説明しています。Forbesのインテビューでは「スマートフォンはインドで大部分を占めており、インターネットへの流入のほとんどはモバイルフォンを介して行われる。なので我々はモバイルアプリのみの提供を決めた」と話しています。
Zebpayはリリースから2年後の2017年5月にアプリダウンロード数が50万に到達しました。その後ビットコインのインドでの大規模な成長に伴ってわずか4ヶ月で2倍の100万ダウンロードに到りました。
Zebpayのファウンダーはイーサリアム、リップル、ライトコインなどの他の通貨のサポートも予定しています。2017年5月には、Zebpayは2500人/日のペースで新規ユーザーが増加していましたが、今その数字は2倍になっています。共同創業者のSandeep Goenkaは以下のようにコメントしています。
現在200,000人/月のペースでユーザーが増えています。2ヶ月後、増加率は500,000人/月まで増加するでしょう。
Coinsecureについて
2017年8月上旬には、インド国内交換所のCoinsecureがユーザーの指数関数的な増加によって一時的にオペレーションを停止せざるをえなくなりました。これを受けてインド経済相Arun Jaitleyはインド国内でのビットコイン市場の成長性について、「注目に値すべき成長」だと議会の中で述べています。
ビットコインが合法性について
2017年9月には、インド中央銀行の副総裁は国内でのビットコインと仮想通貨の規制政策の策定のために動いていると発表しました。ビットコインが合法性を得るために使用者への税金が課せられるようです。
おわりに
ビットコインの人気は各国で異なった様相を見せており、インドでは日本と同様に2017年に爆発的に認知度が高まったようです。一方でヨーロッパではイーサリアムの方が主流になりつつあります。仮想通貨が流通する要因は一概には言えませんが、各国の国民の通貨への信頼と経済の発展度合いにも関連しているように思われます。