中国最大のビットコイン取引所BTCCが取引を停止

中国のICO全面禁止に伴い、中国最大の仮想通貨取引所の一つであったBTCCが全取引の停止を発表し、その歴史に幕を閉じました。

BTCCは同社のツイッター上で以下のようなコメントを出しています。

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ビットコイン取引所BTCCが取引停止

BTCCは2,305日もの間、取引所として仮想通貨の普及に貢献してきました。これは中国国内外問わず仮想通貨取引所としては最長記録です。仮想通貨の興隆に伴い多くの取引所が設立され、破綻し、時には詐欺まがいのことを行われる中で、BTCCは信頼できる取引所として機能してきました。

今回の中国のICO全面禁止に伴って、中国当局は国内の仮想通貨取引所へも全取引の停止を命じました。上海を拠点にしていたBTCCは2017年9月14日に、2017年9月30日をもって全取引を停止することを発表しました。そして9月27日に、全ての新規の入金受け入れを停止しました。

会社自体は存続

中国国内での同社のサービスは終了しますが、会社自体は存続されるようです。同社はUSDやDAXの取引所、マイニングプールも有しておりこれらの事業は継続する見込みとのこと。

BTCCはNew York Agreementにおいてハードフォークを回避するためにSegWit2をサポートしており、ビットコインのスケーリングへのテストや実装への積極的な参加も表明していました。しかし、この姿勢はビットコインコミュニティの一部から反感を買っており、2017年11月とみられているハードフォークに向けて緊張が高まっていました。そのため、今回のBTCCの閉鎖は一部の人々にとっては喜ばしいものだったようです。

中国は仮想通貨に関する事業を全面的に禁止しましたが、これは一時的なものなのでしょうか?国家が主導していくための暫定的な処置とも取れますが、いずれにせよ中国企業が仮想通貨業界に大き影響力をもっていることは否定できません。各国が仮想通貨に対してどのような見解を示すのか、今後もレポートしていきたいと思います。

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