皆さんはエドワード・スノーデンをご存知でしょうか？
参照元：Dtv
エドワード・スノーデンは何者か？
彼はアメリカ国家安全保障局（NSA）そして中央情報局（CIA）の元局員です。そしてNSAで請負仕事をしていたコンサルタント会社「ブーズ・アレン・ハミルトン」のシステム分析官として働いていました。この経歴だけ見ればエリートですよね。しかし彼はCIA, NSAという組織で働く中で、政府の悪質な行為に反感を覚えていくようになりました。そして2013年6月、彼はアメリカ合衆国政府のNSAが世界を対象にした盗聴を行っていることを暴露するに至ります。英紙ガーディアンはこの事実をスクープとして大々的に報じ、彼は時の人となりました。この報道によって、盗聴にはGoogle, Yahoo, Apple, Facebook, スカイプ, マイクロソフトが情報を提供していたことも明らかになりました。スノーデン氏は現在ロシアに亡命中です。
ビットコイン、Zcachへの言及
スノーデンは2017年9月29日に自身のTwitterで短いコメントをツイートしました。
Agree. Zcash’s privacy tech makes it the most interesting Bitcoin alternative. Bitcoin is great, but “if it’s not private, it’s not safe.”
彼はZcashのプライバシー保護の仕組みがビットコインよりも興味深いものであるとコメントしています。ビットコインは匿名通貨ではないので、専用のソフトウェアを使用することで個人のウォレットを特定できます。これを防ぐために、ビットコインのトランザクションを保護するようなサービスも生まれていますが、多くが有料であり一般のユーザーはサービスの存在にすら気づきません。SegWitの実装によりビットコインのセキュリティが向上するとの見方もありますが、実現には時間を要します。
スノーデンは以前にMoneroに関して、「非常に素晴らしいプロジェクトだが、アマチュアによって開発された通貨は問題が起こる可能性があり、利用者に甚大な被害を与えることもあり得る」とコメントしています。一方でZcashは暗号技術の専門知識を有した人間によって開発された通貨なので、セキュリティの安全性が確保されています。
スノーデンは2015年からビットコインの監視のリスクについて言及しており、2016年にはzcashその解決策になり得ると話しています。
おわりに
ビットコインはデータの改ざんが不可能である一方で、常に自身のアドレスがチェーン上に公開されます。用途に応じてzcashなどの匿名通貨に使い分けることが、コインを守ることに繋がるのかもしれませんね。coinwaveでは、仮想通貨のセキュリティについても最新の情報を伝えていきます。
