12月に入りライトコインの価格が上昇を続けています。
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価格が400ドルに迫る勢い
12月頭には100ドルほどですが、12月10日から上昇し始め、現在の価格は359ドルと400ドルまで近づきつつあります。
ライトコイン急騰の背景は?
大きな要因は、ビットコインが牽引する仮想通貨業界全体への投資額の増加でしょう。
ビットコインの価格上昇に魅せられた個人投資家は手元の資金を次々と仮想通貨に変えています。これによってビットコインだけではなくほとんどの仮想通貨で値上がりが生じています。
しかしライトコインの価格上昇の要因はこれだけではありません。ライトコインに期待を寄せる明確な理由があります。
ゲームやeSportsなどの決済通貨へ
ライトコインは、多くの著名企業のサービスに導入される可能性が高いです。特にゲームとeSports(ビデオゲームを使った電子スポーツ競技)はライトコインの採用に積極的です。
ライトコインは、ビットコインなどの仮想通貨に比べて安価に利用することができます。トランザクションが高速ですし、またビットコインの高い手数料から解放されます。
これだけでも企業はライトコインをサービスやプラットフォームに組み込むメリットがあります。
Steamがライトコイン採用
オンラインビデオゲームプラットフォームの1つであるSteamは、ライトコインの採用に踏み切りました。
Steamは以前ビットコインを採用していましたが、手数料やトランザクションの遅れにユーザーからの不満の声が上がっていました。ユーザーはゲームを購入するとすぐに開始したいので、ブロックの生成に1時間以上待つことはストレスになっていました。
最終的に、プラットフォームの親会社 Valveはビットコインからライトコインでの決済導入を発表しました。
ライトコインの勢いを後押しする要因の一部は、eSports業界の他の仮想通貨の成功事例にも起因しています。既にいくつかのICOがビデオゲームブロックチェーンを発表し成功を納めています。
仮想通貨はゲーム業界から浸透するか
仮想通貨のトランザクションとブロックチェーンの堅牢な機能は、ビデオゲームにおけるイノベーションを推進する理想的なツールです。企業は、ゲーム内アイテムの仮想経済のように、eSports内の様々な分野で仮想通貨を使用しています。
以下は、ゲーム業界でブロックチェーンを使用する新興企業の一例です。
DMarketの利用例
DMarketは、これらのブロックチェーン企業の1つあり、オンラインゲームで仮想アイテムのグローバルマーケットを構築することに取り組んでいます。
DMarketのAPIを使用することで、開発者は武器、鎧などの貴重なアイテムを自分のゲームからブロックチェーン市場にエクスポートし、プレイヤーがDMarketトークンを利用してクロスゲームを購入したり、交換したりすることができます。
GameProtocolの利用例
またライトコイン保有者は、GameProtocolような企業の製品を心待ちにしています。
ゲームプロトコルは、分散型ゲームをプレイし、開発者がネットワーク上に構築できるプレイヤーをホストする分散型自動化ゲーム(DAG)のプラットフォームです。ゲームプロトコルトークンは店舗でゲームを購入するために使用されます。