IOTA価格の下落要因 − マイクロソフトと提携はしていない

MicrosoftとIOTA間のパートナーシップの性質をめぐる論争の中で、IOTA財団はMicrosoftと戦略的パートナーシップを持っていないことを明確にしました。

スポンサーリンク

Microsoftはパートナーではない

TNWとのインタビューで、IOTAの共同設立者Dominik Schienerは以下のように述べています。

市場に参入している企業のいずれも当社のパートナーだということは一度も言及していません。私たちは、彼らを参加者と呼んでいます。Microsoft(シカゴ、パリ、ミュンヘン)の複数部門と連絡を取っています。今シカゴとパリで開催されている2つの会合は、Microsoftのオフィスで開催されています。

マイクロソフト参加後に価格急騰

先週CCNは、IOTAの価格が600%上昇し、世界平均で4ドルを超えて取引されていると報告しました。

Microsoftブロックチェーンの専門家 Omkar Naikは、IOTAのデータマーケットプレイスへの参加に関する声明を発表しました。

次世代テクノロジーは、接続されたインテリジェントな世界を加速し、革新的な実世界のソリューション、アプリケーション、パイロットを顧客に提供します。

IOTA開発チームは、Naikのチームと会い、MicrosoftがIOTA市場で直接データを販売できるようにするセンサーの確立を支援する計画だと話しました。

それ以外にもサムスン、シスコ、フォルクスワーゲンなどの大企業がIOTAと提携し、Tangleベースのソリューションをデータ収益化に利用すると発表しました。

Naikの声明とMicrosoftの参加により、IOTAの市場評価額は29億5,000万ドルから一次は130億ドルにまで増加しました。

提携ではなかった

数週間前のTNWの報道では、以下のように発表されていました。

ドイツテレコム、EWE、マイクロソフト、ボッシュ、TINE、PwC、アクセンチュア、富士通、シュナイダーエレクトリック、オレンジ、DNV GLのようなあらゆる業界の代表的な企業が参加し、マーケットにデータ販売をするセンサーを展開していくでしょう。

この発表は、IOTAが数週間前にマイクロソフトや他の主要大企業と戦略的パートナーシップを組んでいないという点では間違いはありません。

IOTA財団と、その代理人がマイクロソフトとの関係の性質を明らかにするためにメディアに要求すべきかどうかは疑問が残ります。元々のプレスリリースでは、両社が提携を結ぶための書類に署名はしていません。

パートナーではないが参加者

パートナーシップは特にありませんが、IOTAのTangleのテストに参加している企業は、IOTA技術の長期的なテストを継続する予定です。

「データ市場の立ち上げは、始まったばかりです。このプロジェクトは数週間継続され、多くの段階で行われます。」とSchiener氏は述べています。

このニュースからの値下げに関わらず、IOTA市場評価額は110億ドルを超えたままであり、11月の時価総額よりも依然としてかなり高い状況です。

仮想通貨|IOTA(アイオータ)の特徴と可能性
スポンサーリンク