フィンテックとは
新聞でもニュースでも、フィンテック(Fintech)という言葉が当たり前に使われるようになってきました。そもそもフィンテックとは何のことだろうと、理解できていない人も多いのではないでしょうか。
そんなフィンテックについて、わかりやすく簡潔に説明していきます。
フィンテックは造語
「フィンテック(Fintech)」とは、「金融(Finance)」と「テクノロジー(Technology)」をかけ合わせた造語です。
日本だけで使われている言葉ではなく、海外でも共通語として認識されます。
Finance + Technology = Fintech
また主にスマートフォンやPCなどテクノロジーを利用した金融サービス分野について、総称として利用されることが多いです。
フィンテックの領域
フィンテック領域に関するサービスとして、「会計・経理」、「決済・貯蓄」、「仮想通貨」などがありますが多岐に渡って展開されていることが特徴です。またスマートフォンから、簡単に操作できるサービスも多く既存サービスに取って代わる可能性を秘めています。
ベンチャー企業が多く参入
フィンテック分野には、ベンチャー企業が数多く参入しています。
シリコンバレーを中心に世界的広がりを見せており、これまで金融サービスを支えてきた大手金融機関や伝統的な金融ベンダーに取って代わる新しいサービスとして期待されています。また様々な起業家、スタートアップ、大手ICT企業が参入、提携や出資・買収などを繰り返しながら急速拡大し、今や一つの大きな産業になりつつあります。
フィンテックの浸透について
リーマンショック時の株価暴落によって、金融機関からリストラなどによって流出した人材がフィンテック分野において、サービス開発へと向かったと言われています。また同時期に、iphoneなどのスマートフォンが普及したことも、フィンテックにおけるサービスが浸透するきっかけとして考えられています。
日本においては、2014年頃に日経新聞でフィンテックという言葉が出てきた程度一部のビジネスマンを除いて言葉が浸透しているとはいえないでしょう。もちろんフィンテックという言葉は知らないまでも、サービスを利用する人は今後も増えていく状況でしょう。
アジア地域におけるフィンテックの発展
またシリコンバレーなどのアメリカ以外でも、フィンテックが急速に発展している地域があります。それは、中国を始めとするアジア太平洋地域です。それに伴い、アジア太平洋地域のフィンテックへの投資額が急増しており、注目度が増しています。
実際にどういったフィンテック分野の拡大でどういったサービスが生まれているのか、次回は具体的にみていこうと思います。