ICO後プロジェクト内で使用されているトークンは全体の1/10以下

世界最大のICOのデータベースであるToken Reportは、ICO後のトークンの使用に関するデータを公開しました。Token Reportのデータベース上の226のクローズドICOのうち、プロジェクトのネットワーク上で使用されているのはわずか19個、または全体の1/10しかないことが発表されています。(Ethereumは除外されています)

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プロジェクトのネットワーク内で利用されているトークン

ネットワーク内でトークンのやりとりが行われているのは以下の19のプロジェクトです。
(訂正:counterpartyはICOを行っていないため削除しました。)

  • Voxelus
  • PopChest
  • Wings
  • Spels of Genesis
  • Storj
  • Sia
  • Augur
  • Pepe Cash
  • Omni
  • Book of Orbs
  • Chronobank
  • Bitconnect
  • Kin
  • Footballcoin
  • NEO
  • Nxt
  • TenX
  • IOTA
  • Cofound.it

分かりやすいものを紹介します。Book of Orbs とSpell of Genesis はカードゲームのアプリケーションを提供しています。VoxelusはVRの世界を構築できるプラットフォームであり、このトークンも仮想世界内のアイテムを購入に使用します。

上記の19以外のICOのプロジェクトにはまだプロダクトすら持っていないものも多く含まれており、ほとんどのICOのトークンは投資目的で購入されていることが分かります。

これらの情報を公開したToken report は新サービスToken Clarityをリリースします。このサービスでは最新のICO情報、機関投資家による調査データを会員向けに提供しています。会員はトークンEDGEを支払うことでToken Clarityのデータベースにアクセスでき、世界最大のICOのデータベースと詳細な財務情報と調査結果を得ることができます。Token reportは現時点(2017年10月25日時点)で735のICOをトラッキングしています。

おわりに

将来性と革新性をアピールするICOはいくつもありますが、数年後にいくつの通貨が残っているのでしょうか?2017年は仮想通貨の認知度が飛躍的に上昇したため、どの通貨を買ってもある程度の利益を見込むことができました。しかしこの熱狂も近いうちにおさまり、冷静な視点をもってICOを評価しなければならなくなります。

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