OmiseGOとは?ゼロから学ぶ仮想通貨

今回はOmiseGOという通貨について紹介します。耳にしたことがない方も多いかもしれませんが、すでに海外取引所では販売されており、時価総額上位20位には入っている人気のコインです。

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OmiseGOとは

事業者向けの 決済プラットフォームを提供する「Omise」という企業が開発したイーサリアムベースのウォレットアプリです。Omiseは、2013年にAPIのみで簡単に実装できるクレジットカード決済システムをタイで提供を開始し、2016年からは日本やシンガポール、マレーシアでも同サービスを展開しています。ちなみにOmiseのCEOは長谷川潤という日本人です。今回omiseは、イーサリアムベースのウォレットアプリケーション「OmiseGO」の提供を行うことで、モバイル端末ベースでの手軽な送金を可能にします。これによって銀行口座を持たない何百万人もの人々に恩恵をもたらされます。

OmiseGOの特徴

OmiseGOは決済ネットワークのブロックチェーンです。現状では異なる決済ネットワークを介した場合、手数料や取引時間がコストになります。特に国際送金を行う際には割高な手数料が発生し、少額の送金には適しません。OmiseGOはこのような複数の決済ネットにまたがる取引を迅速に低コストで実行することを目的としています。

ユーザーはブロックチェーン上に生成される「eウォレット」を通じて仮想通貨のやりとりを行います。チェーン上では「eウォレット提供者」が法定通貨の裏付けをもつ仮想通貨を発行します。これによって仮想通貨の価値が担保され、金融機関を介入させることなくユーザーはトークンをやりとりすることが出来るようになります。

Omiseの動向

Omiseは2017年9月28日、MUFG傘下アユタヤ銀行のコーポレートベンチャーキャピタルから資金調達を実施したことを発表しました。資金の額は非公開ですが、プラットフォームの構築、アジア太平洋地域全体に事業を拡大していく予定だそうです。Omiseは2016年にも1,750万米ドルを調達しています。

どこで買えるか

残念ながら、国内の取引所ではOmiseGOを取り扱われていません。もし購入するのであればPoloniexBitfinexBittrexなどの大手取引所で扱っているので購入してみてもいいかもしれません。

日本人のCEOが作り上げたOmiseGO、すでに実装に向けて金融機関との取り組みが始まっているようですね。銀行口座を持たない人のための決済システムは、ブロックチェーン技術が生かされる分野だと考えられており、今後も途上国を中心にして導入が増えていくと思われます。

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