仮想通貨市場について、韓国が盛り上がっています。韓国は、日本やアメリカと同じく仮想通貨の取引高が多い国として地位を築いています。特にイーサリアム(ETH)やリップル(XRP)での取引高については、出来高が世界一を記録することもあり、今後も注目が欠かせません。
韓国における旺盛な仮想通貨市場
韓国に拠点を置く仮想通貨取引所Korbit(コルビット)について、韓国の最大手オンラインゲーム会社Nexon(ネクソン)が株式取引契約における経営権の取得合意を発表しました。
1995年に設立されたネクソンは、大規模なマルチプレイヤーオンラインロールプレイングゲーム(MMORPG)とインターネットクイズゲームを専門に扱い、ゲーム内での購入にマイクロトランザクションを使用する製品を提供しています。
またコルビットは2013年に創設された韓国初の取引所で、米投資家などから出資を受けていました。
ネクソンは、地元報道によると、コルビットの株式65%を913億ウォン(約8000万ドル)の価格で購入することに同意したとのことです。購入の背景としてネクソンは、韓国でのビットコインに対する関心が拡大しているということを上げています。またコルビットを買収することで、さらに今後ビジネスを多様化していくと公表しています。この発表により、韓国内でブロックチェーン市場が今以上に盛り上がる可能性が出てきています。
またモバイルアプリメーカーのDunamuも米国のBittrexとの合弁事業で新しい取引を開始することを発表しました。2017年10月に、韓国の最大級仮想通貨取引所「UPbit(アップビット)」が誕生する予定です。
ビットコインについては、日本国内において投機目的として扱われることがまだ多いのが現状です。ただ世界各国では、ブロックチェーン技術について、積極的に投資を始めています。日本国内だけでなく、各国ニュースなどにも目を向けていく必要があるかもしれません。