segwit2XについてTREZORの対応ガイドライン

画像参照元:TREZORホームページ

Segwit2Xの動向に注目が集まっていますが、今回はウォレットを提供する会社の対応について紹介したいと思います。ビットコインのハードウォレットを販売しているTREZOR社がSegwit2Xの対応について声明を出しています。

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そもそもTREZORとは

ビットコインを保管できるハードウェアウォレットです。ビットコインのウォレットには数種類あり、特にセキュリティ面で優秀なのがハードウェアウォレットだと言われています。過去の記事でまとめていますので気になる方は参考にしてみてください。

仮想通貨を安全に管理するために知っておきたいウォレットのこと

TREZORはamazonで1万円前後で購入できます。

TREZORの対応

もしユーザーがSegwit2X前にBTCをTREZORに保管していた場合、フォーク後は保持していたビットコインと同等のB2Xを獲得することができます。TREZORのデバイスはビットコインとB2Xの両方をサポートします。どちらのコインに対してもアドレスが付与されます。

しかし、今回のSegwit2Xはリプレイプロテクションを実装しないので、2つのコインを使用するためにいくつかのステップを踏まなければいけません。以下に方法をまとめます。

ビットコインを確保しB2Xはケアしない場合 特別にアクションをとる必要はありません。ビットコインを通常通り使用できます。

B2Xを確保しBTCをケアしない場合 特別にアクションは必要ありません。B2Xを通常通り使用します。分裂後のガイドラインを参照してください。

もしBTCもB2Xも獲得したい場合 コイン分裂後のガイドに従ってください。リプレイプロテクションが実装されないため、確実にコインが保証されるものではありません。

重要な点は、これがBitcoin cashのフォークと同じではないということです。Bitcoin Cashはコインの分裂をスムーズにするためにリプレイプロテクションを実装していました。しかし今回のsegwit2Xではそれがありません。そのためフォーク後にどちらかのコインのみになってしまう可能性も捨て切れません。

Segwit2xによって予想されるシナリオ - 1

おわりに

TREZORはどちらのコインへの対応可能としていますが、今回のハードフォークの性質上どちらのコインも存続し続けることは考えにくいです。TREZORは上記の対応を発表していますが、結果的に残ったコインを使用し続けることになるのではないでしょうか。

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