ソニーがログインシステムへブロックチェーンの導入検討

Sonyがブロックチェーンをユーザーのログインシステムに導入しようとしていることが新規の特許出願によって明らかになりました。

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Sonyがブロックチェーン技術について特許出願

2017年10月26日に米国に特許商標庁が明かした文書内では、電子機器のメーカーがどのように異なった二つのブロックチェーンプラットフォーム上で相互に組み合わせて使用するかという方法について説明しています。

MFAシステムでは、WEBサイトやプログラムにログインするための2つの異な資格情報をユーザーに与えることで機能します。ユーザーが標準のユーザー名とパスワードを入力すると、認証トークンによってコードが生成されます。このコードはアクセスのために入力する必要があります。このアイデアは、攻撃者がパスワードを得ることができる一方で、毎回異なるコードが生成されるので攻撃者はトークンにアクセスすることができません。

ソニーの出願によると、ブロックチェーンプラットフォームの一つはこれらの認証コードを作成し、もう一つはプラットフォームを介してトランザクションをコミットしようとするユーザーの身元を確認するためのコードを受け取ります。出願によるとトランザクションでは「移転、契約生成、資産移転」が含まれるようです。

大手企業も取り入れるブロックチェーン技術

この特許出願に記載されている内容が以前に開示されたソニーのブロックチェーンプロジェクトに適用されるものなのかどうかは不明です。

ソニーはIBMと共同で開発している教育プラットフォームを発表しており、来年発売を予定しています。このプラットフォームは、ステークホルダーに透明性を提供できるという考えのもと、学生の記録を安全に保存するためにブロックチェーンを使用しています。これによって教育者は学生の進歩と成果に関する情報を交換することができるようになります。このプラットフォームのユーザーとして初等教育機関と高等教育機関の両方をターゲットとして設定しています。

ソニーは声明の中で、知的財産を適用できる他の分野、サプライチェーンやロジスティクスなど、様々な分野のブロックチェーン技術を検討し続けると述べています。

おわりに

ユーザー情報や履歴の秘匿性が重要になるエレクトロニクスの分野ではブロックチェーンの導入がいち早く進んでいきそうですね。

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